ひこばえのように生え出た方なのに
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「彼は主の前に、ひこばえのように生え出た。砂漠の地から出た根のように 彼には見るべき姿も輝きもなく、私たちが慕うような見栄えもない。 彼は蔑まれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で、病を知っていた。」 - イザヤ53:2-3 -
木の切り株から新たに生える「ひこばえ」は、切り株の大きさに比べるとあまりにも小さく、見栄えがしないように思われます。かつて牧師をしていた教会の敷地に大きなくるみの木が三本あり、毎年秋に実を結び、頼もしく思いました。その地を離れて後、くるみの木は切られていました。しかし、百年を超える年輪を重ねたその木の切り株から新芽が生え、新芽が成長している姿を見て、樹木の生命力に驚かされたことがありました。 キリストの誕生は「彼は主の前にひこばえのように生え出た。砂漠の地から出た根のように」と、救い主誕生の700年以上も前にイザヤは預言しました。実りのない乾いた地に、いのちみなぎるお方が誕生すると伝えたのです。しかし「私たち」はその方を受け入れず、蔑み、のけ者にし、尊ばなかったとあります。それなのに、「彼は悲しみの人で病を知っていた」と語り、人の心にある罪と罪による悲しみを知る方として誕生したと伝えます。
「イエス」と名付けよと言われ、処女マリアから生まれたキリストは、憎しみと争い、妬みや欲望による自己中心の罪の中に生き、遂には死と死後の裁きを受けて永遠の滅びに至る私たちの身代わりとなって十字架を負いました。人々は十字架のキリストを見て蔑み、頭を振りながら、「神殿を壊して三日で建てる人よ、もしおまえが神の子なら自分を救ってみろ。そして十字架から降りて来い。」(マタイ27:40)と罵りました。イザヤが預言した通りになったのです。しかし、彼は三日目によみがえられたのです。このキリストの故に、今、のけ者にされ、人々から蔑まれている私たちの救い主となってくださるのです。
英国の作家、チャール ・ ディケンズの「クリスマス・キャロル」 には、強欲で金儲け一筋の孤独な主人公スクルージが登場します。彼はクリスマスが大嫌いでした。しかし、共同経営者だったマー レーが亡くなって7年目のクリスマス ・ イヴの夜、亡霊としてスクルージに現れ、彼の過去、現在、未来を示し、彼の人生を考えさせます。すると、スクルージは自分が金儲けだけに生きている冷酷で孤独な人間だと悟り、回心します。そして、弱さと貧しさの中でも家族と共に幸せなクリスマスをお祝いしている事務員のボブ・クラチット家にご馳走を贈り、人々に挨拶し、寄付の申し出をするまでに変えられたのです。自分の過去と現在、未来を示される時、人は死と死後の自分を考え、人生の全てを清算される時が来ることに気付くのです。その時、神様の裁きに堪えられるでしょうか。たとえ、人からの尊敬や評価を受けなくても、逆に人から蔑まれ、のけ者にされても、十字架まで忍ばれたキリストに身を寄せ信頼するなら、キリストが裁きの座に立ち、弁護してくださり裁かれません。むしろ、キリストを信じて生きる者は、キリストと共に歩む永遠のいのちを受けます。私たちと共に歩むと約束しておられるキリストをお迎えするクリスマスとなりますように。
キリスト教朝顔教会牧師 三浦春壽
聖書:新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会
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クリスマスの喜びを賛美に合わせて踊リます。その後、お茶を頂きながら聖書からクリスマスのお話を聞き、クリスマスを祝います。どなたでもお気軽にいらしてください。 12月9日(土) |
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松原地区2か所の教会員の家庭でクリスマス会を開きます。 12月15日(金)13:30〜 詳細は教会にお問い合わせください。 |
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赤ちゃんから小学6年生までのお友達集まれ! 12月16日(土) |
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本当のクリスマスを教会で礼拝しましょう。礼拝後に昼食(700円)とお祝いの会があリます。。 12月24日(日) |