「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」
-ルカ 2:11-

プロスポーツの世界で活躍された方々も、年齢とともに若い時の能力を発揮できず、次々と引退します。その引退会見を通し、彼らの生き方に感動させられます。というのは、彼らの活躍の背景に、誰かのために自分のプレーを通して励ましや勇気を与え、生きる力を与えることになればという強い動機を持っているからです。どんな人でも、決して自分のためにだけに生きるのではなく、誰かのために役立つ者として生きることを願っているのが人の心なのだと教えられます。それが人目に輝こうが、気付かれずにいようが、人としての存在は生きていることで誰かのために役立つ者とされているのです。しかし、他方、生きていることがどんなに罪深いかも知らされます。それは、人の関心や注目を集めようと背伸びし、空しい虚栄に走ること、また、欲望に捕らわれて滅びに向ってしまう罪の性質が根深くあるからです。表面的な華々しさの背後で、どんなに多くの有名人が汚名を受け、消えて行っていることでしょう。そのような人々をこそ救いに導く方がお生まれになったという知らせがクリスマスです。つまり、家畜小屋で生まれ、飼い葉桶に寝かされた方、十字架につけられ、三日目によみがえらされた方、その名をイエスと名付けられた方が私たちを罪からお救いになる方であり、「インマヌエル(神が私たちとともにおられる)」と呼ばれる方です(マタイ1:23)。この方を受け入れる時、希望を失わず、罪赦されて生きる喜びを持つ者とされます。

「また会う日まで また会う日まで かみのまもり 汝が身を離れざれ」

の折り返しが印象的な讃美歌405番「神ともにいまして」。この讃美歌について、朝日新聞2016年12月25日朝刊「折々のことば」で鷲田清一さんは、

「日本では教会で葬儀のときによく歌われる。送別の歌なのに長調なのが不思議だったが、悲しみの淵に沈む人を支えられるのは、信仰と希望と連帯だからだろう。英語のGoodbyeはこのGod be with youが縮まったもので、God b'w'yとも書かれたという。」

と紹介しています。どんな時も失望させられない神と共に生きることを始める機会となるクリスマスでありますように。

キリスト教朝顔教会牧師 三浦春壽

教会のクリスマスにおいでください

いきいきサロン
クリスマス会

世田谷区社会福祉協議会の後援を頂いている高齢者のサロンです。(毎月第1火曜日開催) 歌や脳トレ、体操、小物づくりなど、楽しい時間を過ごしています。ぜひ一度お越しください。

12月6日(火)
14:00〜15:30

ジュニア
クリスマス会

中高生のクリスマス。世の中では味わえない教会のクリスマス。聖書のメッセージ、プレゼント交換もあるよ。

12月10日(土)
17:00〜19:00
参加費無料
(プレゼント交換があるので500円程度のプレゼントをお持ちください。)

短歌の会
クリスマス

クリスマスの感謝と喜びをご一緒に短歌で詠みましょう。

12月13日(火)
13:30〜14:30

キャンドル
サービス

キャンドルの灯りのもと、聖書の朗読とパイプオルガン、ハンドベル等の音楽に静かに耳を傾けます。クリスマス・イブを教会でお過ごし下さい。

12月24日(土)
17:00〜18:00
入場無料

クリスマス
礼拝

イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスを教会で過ごしませんか。一緒に讃美と礼拝の時としましょう。

12月25日(日)
礼拝:10:30〜11:30