闇に輝く平和の君
一年で一番闇が長くなる時期です。暗さと共に寒さが加わり、その上病気や生活の心配が加わると、暗黒が地を覆うようです。しかしクリスマスには、感動的、美しい話や物語が多く、勇気を与えられます。また、クリスマスの讃美歌は世界中で歌われ、なじみ深くなっています。その上、家族や社会に平和と愛の温もりを与えてくるのもクリスマスです。不思議なことです。
クリスマスは救い主イエス・キリストの誕生をお祝いする時です。この方は、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれます(イザヤ9:6)。乙女マリヤは、神様からのことばを受け、救い主の母となりました。野宿して羊を飼っていた羊飼いは御使いの声を聞き、喜びました。神様の言葉は、差別に苦しみ、孤独に悩み、貧しさの中にある人々にいのちと喜びを与えます。それ故救い主のことを不思議な助言者と伝えます。
力ある神とは、いのちをかけてまで愛する者を守り、救う力を持つ方のことです。死の陰の谷を歩く人を誰が救えるでしょう? 人は誰も自分のいのちを伸ばせません。私たちを死の闇から救う方は、十字架で死に、三日目に復活された方で、力ある神として生まれた、キリストです。
永遠の父とは、私たちの人生の歩みの全てに対して、子供に対する父親のように養い、愛と忍耐をもって導かれる方を教えます。クリスマスの主人公こそ、永遠の愛を持って人を愛する方です。そして平和の君とは、心配や苦しみで闇が地を覆い、争いや憎しみ、病の不安のただ中にあっても、魂の深みに揺るがない平安を与える方のことです。この平和の君がイエス・キリストです。
三浦綾子さんの「細川ガラシャ夫人」という作品に、細川忠興の妻、玉子(後にガラシャ)は城から遠くへ隠されます。付き人の清水佳代は敬虔なキリシタンで、玉子の為に熱心に祈ります。すると、玉子は「何を祈って下さるのか。一日も早く城に帰ることか」と聞くのに対し、佳代は「帰城するよりももっと大切な事です。諸々の苦難がお方様にとって、大きなご恩寵と思うことができるようにです」と答えます。すると玉子は「そんな祈りよりも早く城に帰れる様に祈ってくれた方が有り難い」と応えます。すると佳代は「及ばずながらお祈りしております。でも人の一生は、苦難の連続かもしれませんね。無事帰城されても、また別のもっと大きな苦難が待っておられるかもしれません。苦難の解決は苦難から逃れるのではなく、苦難を神の恩寵として喜べるようになる事でございます」と応えます。清水佳代のこのような信仰による助言は、玉子をキリストへの信仰へと導きます。苦難の中でも魂の平安と苦難を喜べる心を持てるように変えてくださる方こそ、平和の君と呼ばれるイエス・キリストです。このクリスマスの時、平和の君、不思議な助言者から、永遠のいのちへのことばをお受けくださいますように、お祈りします。
キリスト教朝顔教会牧師 三浦春壽
教会のクリスマスにおいでください ※終了しました。
バレエ教室 |
クリスマスの喜びを賛美歌に合わせて踊ります。その後、聖書からクリスマスのお話を聞き、簡単な昼食をしてクリスマスを祝います。 12月6日(土) |
女性の |
「悲しみから喜びへ! 移されるためです」キリストが来られた意味・目的について片柳百合子師(前橋キリスト教会副牧師)がお話し下さいます。 12月9日(火) |
ジュニア |
中高生のクリスマス。世の中ではちょっと味わえない教会のクリスマス。メッセージ、ディナー、プレゼント交換もあるよ。 12月13日(土) |
クリスマス |
本当のクリスマスを教会で過ごしましょう。昼食とお祝いの会があります。 12月21日(日) |
こども |
赤ちゃんから小学6年生までのお友だち集まれ!! 一緒にクリスマスのお話を聞いたり、おいしいおやつを食べたり、ビンゴゲームを楽しみましょう。
12月23日(火・祝) |
キャンドル |
キャンドルの灯りのもと、聖書の朗読とパイプオルガン、聖歌隊、ハンドベル等の音楽に静かに耳を傾けます。クリスマス・イブを教会でお過ごし下さい。 12月24日(水) |