神に不可能一つもなし
夜が日に日に長くなり、寒さが増してきています。今年もクリスマスの時期になりました。救い主イエス・キリストの誕生を全世界で祝うようになるのを誰が予想していたでしょう。クリスマスリースが世界中で飾られるのを誰が予想できたでしょう。クリスマスのベスト・ソング「きよしこの夜」が平安と喜びを与えて世界中で歌われるのを誰が予想できたでしょう。この讃美歌の作詞者はヨゼフ・モールです。彼はオーストリアの小さな町、オールンドルフの聖ニコラウス教会の助祭でした。彼はクリスマス・イブの前日、教会のオルガンのふいごがネズミにかじられて音が出なくなり、クリスマスに歌おうとして作った賛美歌に曲がつけられなくなりました。急きょ、ヨゼフは友人で学校の教師だったフランク・グル―バーにこの詩を見せ、作曲を頼みました。グル―バーはギターを奏でながら、一晩中かかって作曲を試み、礼拝が始まる数時間前に遂に完成しまた。二人は、オルガンが主流だった教会の礼拝でギターを弾きながら歌うことを心配しまたが、子供たちも大人も優しさと温もりのこもったこの賛美歌を大変喜び、歌いました。そして、この讃美歌はアルプスを越え世界中で歌われるようになったのです。
誰にも予想できなかったことが起こるのです。旧約聖書で預言されていた、救い主誕生の時の予想も困難でした。その時、神の御使い、ガブリエルはガリラヤのナザレという町に住む一人の処女マリアを訪ね、「怖がることはない。マリヤ。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救って下さる方です。」と伝えます。マリヤは信じられない知らせに驚き、心配しますが、御使いは「神にとって不可能なことは一つもありません。」と伝えます。マリヤは予想のできないことに戸惑いながら御使いのことばを信じ、「あなたのおことばどおりこの身になりますように」と答えました。
神様は人の予想を超えた不思議なことを、平凡な人を通して行われます。今も昔も神様は私たちに声をかけ、神様ご自身のみわざに参加させようと呼び掛けています。あなたも教会の礼拝に参加し、この呼びかけを聴いてみてください。一緒にクリスマスをお祝いしましょう。お待ちしています。
クリスマスの祝福をお祈りします。
キリスト教朝顔教会牧師 三浦春壽
教会のクリスマスにおいでください ※終了しました。
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